人 教育と成長
オースビーの理念「高級 普遍 稀少」は、目指す人のあり方でもある。
オースビーが目指している人
理想人かつ現実人 (高級)
理想を描き、高みを目指すあり方は「高級」である。
描く理想は単なる願望や机上論ではなく、現実に妥協したものでもない。今は実現できなくとも、必ず理想に達するという信念のもと、現実と格闘しながら、一歩一歩、着実に歩を進める。
社会発展の真実を追究する (普遍)
一時的、範囲限定的対処でなく、本来の姿を追求するあり方は「普遍」である。
人類・社会の発展に思いを馳せ、ビジネス、企業組織の原理原則を見出しながら、目の前の顧客の本来の姿を追求する。
常にリーダーたろうとする (稀少)
誰も答えがわからない中で未来を断じ、強い危機意識を発する人は「稀少」である。
未来への危機意識をもとに人々を先導するリーダーシップを発揮し、自らの意志で行動し、一歩先を行こうとする。
教育
オースビーの新入社員研修では、人類の知性的発展の系譜を辿る中で、自然や人間社会の原理原則や、生産人、組織人、企業人としての本来を学ぶ。これは個としての“人類史レベルの時の獲得”と“知の進歩”を凝縮して行う教育である。そして学びの過程で、自らが自らを高める力(=自己発展力)を育成し、配属後は自分で“時の獲得”と“知の進歩”を進める力をつける。
自己発展力育成の中核は、「自問自答」である。世の様々な事物や人の営みの背後にある原理を問い、そして、自分自身の思考・行動習慣、今のあり様を問う。その問いに自ら答え、さらに問う。また、今の時点では答えが出せなくとも、問いをPendingとして自らの中に残し、考え続ける。この自ら問い、学び続けるという「一生、自分で自分を鍛えられる力」を育む。