商品 変革力を売る
オースビーの商品観
オースビーは商品を単なる「市場交換物」や「対価獲得の手段」とは考えない。
オースビーは商品を「理念を社会に実現するために、社会にオースビーがその考えを問い、実質的に社会を変えていく手段、すなわち“力”」であると考えている。
オースビーが目指すこと
オースビーは、企業組織の時間概念の広がりと知の進歩、そして強い危機感を自ら発する組織脳・組織記憶の創出を実現し、人類を知性的発展に向かわせる先導企業である。(「理念」のページより)
オースビーの商品
オースビーの商品は企業変革力である。
企業変革力とは、企業を人類社会の知性的発展の担い手たる存在に変える力である。
変革とは、根本から変えることである。企業変革とは、企業の組織と生産を根本から改革することである。この組織改革と生産改革を同時実行する力がオースビーの商品である。
変革の力
どのような物事であれ、根本から変えるためには、物事の根本原理をおさえねばならない。物の世界であれば、物理学などの自然科学的アプローチによって根本原理をおさえて現実に適用する。
企業活動は社会活動であり、社会活動の世界に対しては、社会科学的アプローチによって根本原理をおさえ現実に働きかける。
つまり、企業変革の力とは、「社会科学的アプローチによって社会活動の根本原理をおさえ、その根本原理によって社会の現実を動かすエネルギー発揮」である。
社会活動の根本原理
人類社会発展の根本原理は「“時の獲得”と“知の進歩”の同時因果的な進展」である。(「理念」のページより)
この原理は、あらゆる社会活動の根本原理でもある。
個人であれ、集団であれ、国であれ、社会のすべての活動主体者が事を成すためには、「“時の獲得”と“知の進歩”の同時因果的な進展」を実現せねばならない。
どのような活動であっても、事を成せるようになった活動主体者の“時間概念”と“知”は相互に影響し合って変容している。例えば物を作る職人は、未熟なときはかけるべき適正な時間感覚が薄く、かつ技術習得度も低い。時間をかけて技術習得度が上がれば、かけるべき時間感覚や実際にかける時間が変わる。このような“時間概念”と“知”の変容は、集団で研究をする場合でも、国が新たな産業を興す場合でも、必ず起こるものであり、それが起きないと事は成就しない。
オースビーはこの「“時の獲得”と“知の進歩”の同時因果的な進展」というあらゆる社会活動の根本原理から、企業の現状を把握し、未来の理想を創り、理想に向かった組織改革・生産改革を実行する。