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戦略 市場展望

オースビーの市場を見る視点は3つある。
対象が企業組織である、という視点。変革力提供市場である、という視点。そして、情報産業である、という視点。この3点で、無尽性を持ち、社会進化・企業組織進化が進めば進む程より高価値が求められる、オースビーの市場を見ていきたい。

01

対象が企業組織である

現代の社会は企業社会である。現代人の生活を成り立たせている主たる生産主体はほぼ全て企業である。
なおかつ、従来は企業組織ではなかった組織も、次々に企業化するのが時代の趨勢でもある。
企業は、人類が生み出した生産組織の最終形態ではなく過渡期的な存在ではあるが、その存在は当面、生産組織の主流であり続ける。
一定の発展段階に達した企業組織は、その本来の姿を目指す上で必要な変革力の獲得を必ずや企図するものであり、尽きることの無い、広大な市場がそこに広がっている。

……オースビーの市場は、自ら各業界・市場の先頭に立って、現代社会の抱える問題に取り組むことを宿命付けられている大企業群が中核を占めている。それらの企業からのリピートオーダーが絶えないことは、変革力獲得要請の永続性の証である。

02

変革力提供市場である

変革力そのものを提供すると共に、顧客組織の中に変革力を生み、その変革力を新たにし続ける動きも生んでいく。変革が進展した組織には、新たな変革欲求が生じるものである。人の知性的な活動を拡充していくためにも重要な、変革力の提供という市場は永続性を持つものである。
ある問題への解決策を提供する産業とは異なり、止めてはならない変革を作り出し、変革力を提供する産業には、絶えることの無い高価値追求要請が起こり続ける。

……オースビーの市場は、開拓当初もそうだが、変革が進展すればする程、独自市場化する。顧客視点に立てば、改革に取り組むことの必然性自体がオースビーと共に認識してきたことであり、自ずとオースビーにその変革の先導を託すようになる。特名発注が取引の大半を占めるオースビーの特徴がここにも現れている。

03

情報産業である

生産力向上の3要素である、人の力・組織の力・道具の力が、力として作用するための本質的な要素は情報である。情報そのものをデータとして提供したり、情報処理プロセスを省力化等の量的効果導出ツールとして活用するビジネスは、限定的・過渡期的情報産業の姿である。本来の情報産業の果たす役割は、情報の扱い方全てを刷新していくことを通じ、人の力・組織の力・道具の力全てを革新し、全産業の生産力向上を根本的に図ることである。

……生産活動の原理・組織の原理に則った情報観、情報産業観に立脚しているため、変化し続けるITトレンドや企業変革ツールの浮き沈みの影響を受けず、むしろそういった移り変わりの中の個別事象への対応に迷う企業組織からの相談や支援要請が後を絶たない。

この市場では、その変革対象組織の量的拡張と、改革行動の質的な高度化が絶え間なく続く。
それは、企業組織の持つ普遍性、組織変革の原理、情報産業の持つ可能性がもたらすものであるが、同時に、その先覚・先駆・先導体たる組織が、自らその拡張と高度化を推し進めない限り、代替組織は存在しない。
社会進化の動きの一端であるこの「独自・永続市場」の存否、そしてそれと表裏一体である企業組織の未来は、オースビーの今後の活動にかかっている。