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未来をつくる意志

統合・推進本部

Sotaro Takei

法学部 2019年入社

一年目から活躍するには?

優秀なビジネスパーソンになりたいですか?
そう問われれば真っ直ぐに答えるのは気恥ずかしく、やり過ごそうとしますが、内心「優秀な人を目指すのは当然だろう」と思っているような学生でした。
就職活動中、オースビーにはクライアントから「一年目の社員に来て欲しい」という依頼が来ると聞き、本当に驚きました。まだ何の経験も実績もない一年目社員がクライアントに求められるのは何故か。オースビーに一体何があるというのか。「一年目から活躍したい」と思っていた私は、引き込まれるようにオースビーに入社しました。

「そこまでやるのか!」

入社と同時に始まった新入社員研修では、物事の本質に迫る姿勢を徹底的に叩き込まれました。
例えば、組織論を学ぶ時には、狩猟・採集時代の原始的な組織形態から現代まで辿ることで組織の根本に迫りましたし、情報技術研修の講義では情報技術の基本をENIAC(1946年にアメリカで開発された黎明期のコンピューター)から学びました。これまで自分が学んできた知識が、分野や学問領域を超えて繋がっていく知的快感はずっと忘れることのないものです。
また、研修中は一貫して、基本的な力を鍛えることを要求されました。特に私が「そこまでやるのか!」と思ったのは、文書を作成する際の指示です。
・文書は全て手書きで作成する
・作成前に全体像を設計する
・一度で誤りのないものをつくる
・作成し終えた文書は、左上から右下まで一文字一文字確認する
・誤った文書は最初から書き直す
これには大変苦労しました。注意していても書き誤り、書き終えた後に表現が不適切だと気付いて、一から書き直し、書き直している途中でより良い構成に気付き…数え切れない程書き直しました。
当初私は、自分が間違ったことはさておいて、何故誤りを修正してはいけないのだろうと思っていました。誤りは最終的に提出前に確認して修正すればよく、初回作成時に完璧を目指すことは、効率的な時間の使い方ではないと感じていました。

高品質の追求

それでも何度も実行するうちに、やがて今後の自分の仕事基準をつくる大切な気付きを得ることになります。 一つ目は、誤りのあるものを一旦つくってしまうと、その後に誤りを検出することは本当に困難だということです(これは情報技術研修でプログラミングを行った時には深刻でした。デバッグ(プログラムの誤りの検出・修正)に何時間もかけたことがあります)。
二つ目は、一度も誤るまいと真剣に取り組んでも自分は間違え、勘違いするということです。
やるぞ、と思って本気を出せば誤りなく作成出来るほど、現実は甘くありませんでした。仕事の過程一つひとつを、基本に忠実に、確実に進めていかなければ完成させることは出来ません。
研修に対する姿勢は変わりました。初めはとにかく誤らずに作成しようと考えていましたが、基本を徹底して仕事を進めようとすると次第に「もっとこう工夫できる」「こうしたら品質が高くなる」という発見とともに、良い仕事がしたいという意志が生まれてきました。
完成後に、更に品質を上げたいと思い直し、トレーナーに再作成を申し出たこともあります。納得のいくものが出来ると、達成感とともに「最初からもっと高い品質のものをつくりたい」という更なる意欲が湧きました。

高品質な成果は、高品質な過程からしか生まれない。
これが、私が研修で掴んだ、仕事に対する基本認識です。「良いものをつくる」には「最初から本気で」「真面目にコツコツ」取り組むしかありません。 問われているのは、自分自身です。誤りの根本には、目を逸らしたくなるような自分の無力さや怠惰さ、いい加減さがあります。不甲斐ない自分に向き合い、自分を変える努力をすることが、高品質な成果へ向かう道であり、自分が成長する道です。

顧客の未来をつくるビジネスエンジニア

優秀な人とはどんな人でしょうか。私は学生時代に持っていた考えを改めました。
大学までは、効率よく(=少ない勉強量で)得点する人が優秀、同じ点をとるなら勉強量の少ない人が優秀だと思っていました。
しかし、社会人に求められているのは、成果のみならず、仕事の過程の品質を高め続けることです。一生懸命に仕事を遂行する中で現状の不足を認識し、新しいものを発見して、自分が成長し続け、更に周りを巻き込んで成長させ、発見や成長を次の成果に向けて過程にフィードバックするような力のある人が求められています。 「結果が出ればそれでよい」「ヒューマンエラーは仕方がない」「適材適所」……。合理的に聞こえるこのような言葉の陰には、一人の人が関わる範囲を限定し、負荷を小さくして楽をしようとする世の中の風潮が隠れています。学生時代、私はこの考えを疑いもしませんでしたが、今は違います。
過程にエネルギーを投入する程に、人間はより強い意志を持て、成長をし続けられます。そして意志は、持つ程に拡大していきます。担当業務の成果や自分の成長だけでなく、チーム・部門・会社としての成果・成長や社会・人類の進化にまで意志は拡大し、未来への理想が生まれます。「ただ、今食べる」、「ただ、今生きる」でなく、目には見えない社会や未来への意志を持ちながら、今目の前にある現実に働きかけられるのが人間です。そしてそのような働き方でこそ、人間が本来的に求めている仕事の醍醐味を味わうことが出来ます。

過程の品質を上げ、意志を拡大しながら自分を磨き、ビジネスエンジニアとしてクライアントを未来への理想に満ちた組織へ導きます。

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組織の可能性を信じる

統合・推進本部

Haruka Suzuki

教育学部 2017年入社

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ビジネスエンジニアという仕事

ビジネスエンジニアリング本部

Daisuke Shibata

商学部