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組織の可能性を信じる

統合・推進本部

Haruka Suzuki

教育学部 2017年入社

理想を持って自ら行動する人になりたい

「会社をどうしていきたいのか」「理想は何か」を皆が自ら考えて行動するオースビー社員の姿に、大学時代の私は強く惹かれました。
大学2年生の時、台湾に留学し出会った他国の学生は、日本人の何倍も元気で行動的でした。モノづくりの確かな技術力と高い品質という強みで日本は世界と戦ってきたし、引き続き戦っていけるはずだ。そう漠然と思っていたところを、このままではまずいと認識を覆されました。
まずは他国の学生に負けないよう日本人も元気にならねばならないし、日本をより良くするために自分が何かしなければならないと危機感を持つようになりました。

私は今オースビー社員として、誰よりも本気で、高い理想を持って、自分が動く人になろうと仕事に臨んでいます。
私が所属しているのは、オースビーのコーポレート部門である統合・推進本部です。その中で総務チームの一員として、文字通り会社内の総(すべ)てに関わり、総てを良くする、オースビー自身の改革を担っています。

オースビー自身を改革する

改革とは、会社のしくみをドラスティックに変えることだけを意味するものではありません。組織の日常の運営の中にこそ、常に問題があり改革が必要です。
私がこの日常改革の難しさに直面したのは、総務チームに加えて、オースビーが毎月1回行う全社会議の運営チームの推進担当となった時のことでした。

この全社会議は、オースビー設立以来ずっと行われてきたものです。私は1年目の時から、オースビーの商品や組織風土の根本がつくられる重要な会議なのだ、と上司や先輩から教わってきました。
長い間行われてきたからこそ、運営に関して多くの意図があり、その意図に基づいた業務の手順、準備・当日運営の動き方など、様々なことが組織の中に息づいていました。

私は先輩たちが積み上げてきた意図の豊かさに感動すら覚えていました。
継承されてきたものに加えて、今の運営チームで意思を出して意図をつくり、より良い全社会議にしよう。
そう意気込んで運営チームの推進に乗り出しました。

「もっと運営のために意見を出しましょう」「今ある仕事の意味を理解して、より大事にして実行していきましょう」と運営チームのミーティングで何度も呼びかけました。
すると、それに呼応して意見は出ますし、仕事の意味を理解しようと皆動きます。しかし結局、過去の業務手順や動き方に沿って仕事が進み、大きな問題は起きないものの、運営も関わるメンバーの様子も良くなってはいかない…。

それならば、自分がもっと意思を出し、もっと動こうと運営に臨みました。しかし、意思を出そうとミーティングで自分ばかりが話し、他のメンバーの発信が少なくなったことがありました。もっと動こうと次々仕事をやる中で、自分一人に情報が集中し、他のメンバーから全体の状況が見えなくなったこともありました。

自分の行動さえ思い通りにできずにいるのに、自分以外の人や組織を動かすということは、なんて難しいことなのだろうか。行動しながら摸索する日々が続きました。

今の秩序を崩す覚悟

転機となったのは、上司からの言葉でした。
「凝り固まった秩序なら、崩してよい。新しく一からつくり直すべきだ。」

はっとしました。 今まで継承されてきたものを枠組みとしていたのは、私も運営チームのメンバーも皆同じでした。
私は今までの意図が込められた業務を受け継ぎたい、これは捨てられないと、微改善に留まる動きばかりになっていました。他メンバーがなかなか変化しない、と思っていたことも、継承されてきた意図を大事にしようとするあまり、動きが小さくなっているのだと思い直しました。

私が本来しなければならないことは何か。
「全社会議を良いものにしたい」「全社員の会社への思いを増幅したい」「運営の過程も全て大事にすべきだ」と意を決し、一から運営の体制や業務をつくり直しました。私の意思を運営チーム全員に伝え、新たに全社会議の運営に臨むスタートを切りました。
それから毎月、全社会議の意味や運営チームの役割、運営に込める意図を一からチーム全員で考え、摸索を続けています。チームの中に少しずつ、新たな意思や動きが生まれてきました。

大切に継承していくべきは精神であり、その精神を実現するためのやり方は自由なのです。

「組織の可能性」を信じる

人・組織は、組織体制や業務などの「目に見えるもの」だけでなく、意思、感情、風土といった「目に見えないもの」によって成り立っています。人・組織が存続していくためには両方を共に変化させ続けなければいけません。
特に「目に見えないもの」は、その問題を明らかにすることも、働きかけた結果を認識することも、大変難しいものです。 必要なのは、「組織の可能性」を信じることです。

オースビーには自ら考え行動する社員の意思と、その意思の重なりで生まれた組織風土があります。オースビーで仕事をしてきたからこそ私は、「絶対に組織を良くしたい」という思いを持って秩序を変え、人に働きかければ「目に見えないもの」が必ず変化すると信じて動き続けることができました。

顧客企業を見ると、経営層や管理職の方々は「会社を変えたい」と思われながらも、変化に反発が生まれるのではないか、本当に変わるのか、と組織の可能性を信じ切れず、変革をためらわれています。
組織の可能性を信じるオースビーだからこそ、顧客企業の組織の可能性も信じ、変革していくことができます。
私はオースビー自身を改革することで、組織の可能性を信じて行動するオースビーの精神を守り、より発展させていきたい。
そのことが顧客企業の改革を通じて、日本の人々を元気にし、社会をより良くすることにつながる。私のすべきことです。

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